婚姻届を提出する前日

＜画像 20200627 【iPhone7】結婚式の寄せ書き＞

結婚式会場で参列者に回された寄せ書きは挙式の一枚として何度も選ぶ。
近親者を相手にスピード離婚した父親への戒め。
半世紀近く前に書かれた文言は暮らしに不満多き私の心に刺さります。

＜本文＞

昭和後期のお見合いと雖も珍しいスピード婚が行われた。
　日付：1976年3月25日(挙式)、同年3月26日(入籍) → 前婚は1972年3月27日入籍
　場所：大嶽山会館は山梨県山梨市 → 両家から遠い場所
　服装：新郎は洋装で新婦は和装 → 縁起を尊ぶ結婚式なのに衣装が不揃い
何かに急き立てられている様に映る。

　生前に母親が言っていた事を思い出した。
　　「同じ大学の先輩が証券会社に就職した人。九州出身だからおばあちゃんに反対された。」
　　「久しぶりに上京するから会わないかと言われたけどお父さんに怒られた。『会ったら離婚だ！』って言われた。」
　母方祖母の望まない恋愛があった様子。

今迄ずっとバツイチ男性の身を固める為の結婚だと思っていた。
　父親：高卒だけど同郷の出身で堅実な職業
　他者：同じ大卒だけど遠方の出身で浮き沈みを感じさせる職業
　風潮：近場の人、経済的安定を良しとする傾向が強い
本当の所は適齢期の女性を早く縁付かせる事が目的だったのかも知れない。

＜更なる画像2枚 2022.05.04 iPhoneSE2020 現地にて撮影＞